マンドリンチューナー

マンドリンの楽器について良く言われる一言は「マンドリン奏者は時間の半分をチューニングに費やし、残りの半分は音程を外して演奏している。」 などのようなコメントです。しかし、当サイトの 便利なオンライン チューナー を使用すると、自信を持って簡単にマンドリンをチューニングし、（うまくいけば）きっと半分以上の時間でマンドリンを正しい音程で演奏できるようになるかも知れません。

マンドリンには 8 本の弦があり、隣り合う弦は通常ペアで調律されます。　当サイトのチューナーはマンドリンの通常のチューニングに設定されており、バイオリンのチューニングと同じく: ソG3 レD4ラA4 ミE5 　(最低弦から最高弦まで)です。

他のチューニングを試してみたい場合は、当サイトのクロマチック チューナー を使用して、あらゆる音に調律できます。

マンドリンはリュート系の楽器で、その起源は数千年前に遡り、初期の形態は古代のメソポタミア、エジプト、ギリシャで発見されています。マンドリンの現代の形は１８世紀にイタリアで初めて製作され、バロック音楽で人気の音色となりました。作曲家ヴィヴァリディはマンドリンのための協奏曲を数多く作曲し、モーツァルトとベートーベンもオペラでマンドリンを取り入れました。長年にわたり、マンドリンは多くの改良を経て、バルカン半島やケルトの民族音楽、ブラジルのショーロ、ポルトガルのファド、メキシコのエストゥディアンティーナ、さらにはアメリカのカントリーやブルーグラスなど、さまざまなジャンルの音楽に取り入れられてきました。

マンドリンには様々なバリエーションがあり、それぞれ異なる音楽や演奏スタイルに適しています。一般的なタイプは次のとおりです：

ラウンドマンドリンまたはナポリマンドリン: 最も伝統的なタイプのマンドリン。これらの楽器は１８世紀初頭にイタリアで製作されたものと最も似ており、祖先のリュートを反映した涙型の正面とボウル型の裏面が特徴で、クラシック音楽と関連付けられることがよくあります。　　　　　　　　　　　　　　　　

フラットマンドリン: 左右対称の洋ナシ型の形と楕円形のサウンドホールを備えています。アイルランド、イギリス、フィリピン、メキシコ、ブラジルの民謡など、世界中の音楽で使用されています。影響力のあるブラジルのマンドリン奏者、Jacob Do Bandolim の曲 「Benzinho」 を聴いて、フラットバック マンドリンの音色を楽しみましょう。　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アーチトップ マンドリンは、ヨーロッパのマンドリンのアメリカ版で、カントリーやブルーグラス音楽によく使われます。１９世紀後半にアメリカの楽器会社ギブソンによって初めて製作されたこの楽器は、バイオリンのデザインからインスピレーションを受けており、アーチ型のトップと、ラウンドマンドリンよりも浅い裏面で、立って演奏しやすい (ブルーグラスのパーティーに最適な) 形になっています。　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　アーチトップ マンドリンにはさまざまなバリエーションがありますが、一般的には 2種類の形状があります。洋ナシ形の形とシンプルなヘッドを持つ A スタイルと、ネックとヘッドに装飾的なスクロールがあり、ボディにもポイントがある、より高価なフィレンツェスタイルまたは F スタイルです。

　A スタイルのマンドリンのより穏やかな音色に対し、　F スタイルのマンドリンはより明るく力強い音色を出すため、マンドリンのサークルでは、ブルーグラスを演奏するのにどのスタイルが一番適しているかについて多くの議論があります。マンドリンの純粋主義者の中で F スタイルのほうが伝統的だと感じる方もいますが、実際には両方のスタイルがこのジャンルで使用されており、それぞれ独自の特徴を引き出しています。

最終的に、演奏するマンドリンのタイプは どの音とデザインが自分に最も合ってるかによって決まりますので、購入する前にの楽器店に立ち寄って、いくつかの異なるタイプのマンドリンを試してみる事をお勧めします。

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